無線機器の所有ライセンスとそのポイント - タイ-
- Fumito Morishima
- 2024年12月30日
- 読了時間: 2分
更新日:3月14日
ライセンスが免除された機器を除き、タイでの通信機器の単なる「所有」にも所有ライセンスが必要です。しかし、このライセンスが必要となるケースは少なく、その目的や必要性が分かりにくい場合もあります。
この記事では、所有ライセンスについて説明します。
ライセンスの対象
利用ライセンスが必要な無線機器を、"利用せずに所有したい場合"に必要となるライセンスです。所有ライセンスを申請するには、以下の条件のいずれかを満たす必要があります。
無線通信機器を単に所有する(利用や販売はしない)
使用許可の取り消し後に、機器の継続所有を希望する
申請プロセス
申請手順:
申請者はNBTC事務所に申請書と必要書類を提出します
必要書類:
法人登記証明書 (3ヵ月以内のもの)
その他、必要に応じた追加資料
審査期間:
NBTCが書類の審査を行い、問題がなければ許可証を発行します。審査期間は通常3週間程度です
ライセンスの取り消し
所有ライセンスを取り消す場合は、該当するライセンスを添付してNBTCに取り消し申請書を提出します。
ライセンスの有効期間
所有ライセンスの有効期間は、発行日から1年間となります。
罰則規定
許可条件の違反に対しては以下の罰則が適用されます。
書面による警告の発行
違反箇所の修正、使用停止、または撤去
許可の取り消し。
関係法規に基づく罰金や法的措置を執行
規定 原文
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