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無線機器の販売ライセンスとそのポイント - タイ-

更新日:3月14日

 ライセンスが免除された機器を除き、タイで通信機器を販売または修理する場合は、販売ライセンスが必要です。本記事では、無線通信機器の取引に関する基準や、ライセンスの申請手順、必要書類などについて解説します。


ライセンスの概要

 通信機器全般が対象であり、ライセンスが免除された機器を除き、販売や修理を行うにはNBTCのライセンスが必要です。販売者は取引情報の記録と購入者の利用許可証を確認する義務があり、修理業者も修理内容(所有者名、登録番号、修理日など)の記録およびNBTCの検査への協力義務があります。


申請プロセス

申請手順:

申請者は、NBTC事務所または地方支局に申請書を提出します


必要書類:

法人登記証明書 (3ヵ月以内のもの)


審査期間:

NBTCが書類を審査し、問題がなければ許可証を発行します。通常、審査期間は3週間程度です


販売管理

通信機器の販売に際して、以下の義務が課されます。


使用者への販売

  • 購入者が適切なライセンスを所持していることを確認し、記録する

  • 販売後、60日以内にNBTCに報告する


販売店への販売

  • 販売店が許可証を取得していることを確認後に引き渡す

  • 許可証情報を記録し、NBTCに報告する


輸出業者への販売

  • 輸出用許可証を確認後に引き渡す

  • 必要情報を記録し、60日以内にNBTCに報告する


機器の保管

通信機器を在庫する場合、以下の義務があります。

  • 保管場所の通知:機器リストを作成し、30日以内に保管場所をNBTCへ通知する

  • 機器リストの管理:保管場所に備え、NBTC職員の検査に対応する

  • 年度報告:12月31日時点の機器リストを翌年の1月末までにNBTCに提出する


また、すべての通信機器を販売した場合、60日以内にNBTCに報告書を提出します。


支店の扱い

ライセンスを取得した法人の支店は、追加のライセンス取得なしに取引が可能です。ただし、許可証の写しを保管し、NBTC職員に提示できるようにする必要があります。


販売者の要件

通信機器を販売する者は、法人または支店の従業員である必要があります。また、その証明書類を保管する必要があります。


ライセンスの有効期間

ライセンスの有効期間は、発行日から1年間です。


罰則

通信機器の販売・保管に関する違反が確認された場合、以下の措置が取られます。

  1. 口頭での警告

  2. 書面での警告

  3. 免許の一時停止

  4. 免許の取消しおよび6ヶ月間の再申請禁止


規定 原文


シンガポール

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