日本とタイにおける無線モジュール認証の違い
日本では、認証済みの無線モジュールを搭載していれば、その無線装置自体の認証は不要です。しかし、タイでは必ず最終製品として認証を取得する必要があります。
これはタイが特別というわけではなく、むしろ日本のように「認証済みの無線モジュールを使用すれば製品の認証は不要」という制度の方が、世界的には少数派です。
タイでの無線モジュール認証
タイでも無線モジュールの認証取得は可能であり、すでに多くの認証済みモジュールが存在します。
無線モジュールで認証を取得するメリット
認証済みモジュールを装置に使用することで、以下のメリットがあります。
認証プロセスの簡略化
最終製品の認証時に、認証済みモジュールを使用していることを証明する「宣言書」を提出すれば、無線試験のレポート提出が不要になります。
宣言書の作成要件
宣言書はタイ語または英語で作成し、責任者のサインを記入する必要があります。以下に記載例を示します。
関連 : タイの電波法とNBTC無線認証の取得
Commenti