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ドローンの無線利用の基準と条件 - タイ -

 ドローンの利用が増加している状況を受け、一般市民が合法的にドローンを使うためのルールとして、NBTCは2020年6月25日に「無人航空機(ドローン)向け周波数利用に関する基準と条件」を告示しました。ここではそのポイントを説明します。


利用用途

告示は、以下ような利用用途を対象としています。

  • 趣味・娯楽目的の飛行

  • 写真や動画の撮影

  • 映画・TV番組の制作

  • スポーツ・イベントの中継

  • 研究開発

  • 一時的な業務ミッション


利用可能な周波数と送信出力

1. コントロールおよびデータ送信

周波数帯域 (MHz)

最大送信出力(e.i.r.p.)

433.05 – 434.79

10 mW

2400 – 2500

100 mW

5725 – 5850

1000 mW

2. レーダー用(ドローン搭載型)

周波数帯域 (GHz)

最大送信出力(e.i.r.p.)

24.05 – 24.25

100 mW

技術基準への適合

NBTCが定めた技術基準に適合していることを示す必要があります。利用者の種別や目的、搭載する無線機器によって、以下のように方式が分かれます。

  • 一般の事業者や輸入者:SDoC(自己適合宣言)

  • 一時的な個人使用(旅行者など):ODoC(所有者適合宣言)

  • 一時的な業務使用(商用目的でない):ODoC(所有者適合宣言)

  • レーダーを搭載したドローン : Class A



登録義務について

無線を利用するドローンを所有しているすべての人は、ドローンの入手後(またはタイへの持ち込み後)30日以内にNBTCに登録する義務があります。30日以内に登録を済ませないと、罰金を課せられることがあるので注意してください。


注意点と免責事項

  • 本告示に基づく周波数利用は「妨害保護の対象外」です。

  • 他の通信ネットワークへ強い干渉を与えた場合、直ちに使用を停止しなければなりません。

  • 旧告示(2018年1月12日付け)に基づいて登録している場合、再登録の必要はありません。


告知 原文


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