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農業のIoT化 – ベトナム –

更新日:2023年7月16日

いわゆる第4次産業革命で技術革新が進んだことにより、農業も含め全ての産業に大きな影響が出始めています。

例えばベトナムの農家では、今までの市場を失わないために、伝統的な農業からIoTの技術を駆使したスマート農業に変化する事が求められています。

ベトナムの経済産業省の副議長であるHoàng Quang Phòngも、IoTデバイスを農業に適用するハイテク農業の重要性を強調しています。

実際、ベトナムでは2017年3月にIOCV(IoT Open Community of Viet Nam)という組織を結成しました。IOCVは21の情報や技術の会社が含まれていて、IoTを使って農業の生産問題を解決する事を目標にしています。

一例として、Wala company は Delcoスマートファームを運用しており、作物の監視、育種、育成を自動で行っています。昔はこれらのの作業をするのに20~30人作業者が必要だったのに対し、IoT機器を併用する事で5人まで人を減らせたそうです。

別の会社では、現在メロンと鶏を育てるのにIoT技術を用い、製品の質を確認するためにセンサーして安定した品質を担保しています。

現在ベトナムではIT企業に対して国内企業の支援だけに限らず、外資系企業に対しても税制面での優遇措置を取り積極的な技術導入を促しています。

ベトナムが農業大国ということと農業とIoT技術の親和性が高い事から、ベトナムのIoT技術の導入に対する熱意は非常に高く、国としてスマート農業に注力しています。

そこからは、将来的に農業用ITプラットフォームを丸ごと海外に輸出しようという目論見が垣間見えます。今後の動きに注目です。

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