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免許不要で利用可能な無線機器の変更 - タイ -

執筆者の写真: Fumito MorishimaFumito Morishima

更新日:2024年12月28日

 NBTCは無線通信機器に関する規制を緩和し、免許不要で利用可能な対象機器を増やしました。ただし、これらの機器も認証が必要ですのでご注意ください。


  • 免許: 無線機器を取り扱う者に対する許可

  • 認証: 機器の無線特性が規定に準拠していることを証明


この新しい規制は、2018年2月9日に施行されました。


主なポイント

下記の用途または特徴を持つ無線通信装置は、いかなる免許も不要です。


  • 産業、科学、医療用の測定機器

  • 周波数: 88-108MHz、e.i.r.p: 10mW以内のオーディオ送信機

  • 周波数: 54-74MHz、e.i.r.p: 10mW以内の無線通信

  • 密閉空間で使用されるレーダーレベル測定用の無線通信装置

  • 周波数: 315kHz以内、e.i.r.p: 150mW以内の無線通信装置

  • 周波数: 13.553-13.567MHz、e.i.r.p: 10mW以内の無線通信装置

  • 周波数: 26.965-27.405MHz、e.i.r.p: 100mW以内の無線通信装置

  • 周波数: 30-50MHz、e.i.r.p: 10mW以内の無線通信装置

  • 周波数: 300-500MHz、e.i.r.p: 10mW以内の無線通信装置

  • 周波数: 2400-2500MHz、e.i.r.p: 100mW以内の無線通信装置

  • 周波数: 5.150-5.350GHz、e.i.r.p: 200mW以内の無線通信装置

  • 周波数: 5.470-5.725GHz、e.i.r.p: 1W以内の無線通信装置

  • 周波数: 5.725-5.850GHz、e.i.r.p: 1W以内の無線通信装置

  • 周波数: 25-470MHz、e.i.r.p: 50mW以内のページャーシステム

  • 周波数: 920-925MHzのRFIDパッシブ型タグ


免許は不要だが販売にライセンスが必要な装置

  • 周波数: 920-925MHz、e.i.r.p: 50mW以内のRFIDリーダーおよびアクティブ型タグ

  • 周波数: 920-925MHz、e.i.r.p: 50mW以内のRFID以外の装置


免許は不要だが製造・輸入・販売にライセンスが必要な装置

  • 周波数: 920-925MHz、e.i.r.p: 500mW以内のRFIDリーダーおよびアクティブ型タグ

  • 周波数: 920-925MHz、e.i.r.p: 500mW以内のRFID以外の装置

  • 周波数: 57-66GHz、送信出力500mW以内の無線局


この法改正により、920-925MHzの周波数帯がLoRaなどのIoT向け通信機器に開放されました。これにより、IoT技術の普及が進み、産業や農業分野での活用が期待されます。


参考


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