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ベトナムの電波法と
ICT無線認証の取得

​ベトナムで無線通信装置を販売・利用するために必要な手続きについて

はじめに

ベトナムで通信装置を販売・利用するためには、電波法が定めた適合基準をクリアしたうえで、装置のICT認証を取得する必要があります。

認証の種別

通信装置の種類によって、"型式認証 + 適合宣言" と "適合宣言のみ" の2種類に分けられ、対象装置は毎年のように更新されます。以下に代表的な装置例(または通信規格)を記載します。

型式認証 + 適合宣言

  • 携帯通信端末

  • 携帯通信基地局

  • WiFi

  • LoRa

  • LPWA(918.4 - 923MHz)

  • RFID

適合宣言のみ

  • デスクトップ・ラップトップコンピュータ
  • タブレット
  • ルーター
  • 衛星放送用セットトップボックス
  • リチウムイオン電池(ラップトップ・タブレット・スマートフォン用)

認証の対象外となる条件

以下の条件に合う場合は、認証を取得する必要はありません。

  • 展示目的の場合

  • 商用目的ではなく個人として持ち込んだ場合

  • 研究開発用のサンプルの場合

  • 認証取得用のサンプルの場合

  • 製造者または輸入者自身が利用し、販売しない場合(*適合宣言のみの装置)

申請に必要な資料

型式認証

  • 型式認証の申請書

  • 申請者の会社登記謄本

  • 指定試験所の試験データ

  • 製品仕様書

  • 製品写真

  • 製造者情報

適合宣言

  • 適合宣言書

  • 申請者の会社登記謄本

  • 指定試験所の試験データ

  • 製品仕様書

  • 製品写真

  • 製造者情報

  • 型式認証書(*型式認証 + 適合宣言 の装置の場合)

適合の表記義務

対象装置は、ICT適合マークを表記する必要があります。

適合マークの規定

マークは以下のように規定されています。

  • マークのデザイン比率がサンプルと同じであれば、拡大も縮小も可能

  • 裸眼で視認できる事

  • マークの色は変更可能

  • マークは単色で鮮明、かつ耐久性を有さなければならない

  • その他のいかなる文字・画像・模様を印刷してはいけない

  • マークを貼り付ける場合は、再使用不可能な材料にする事

型式認証 + 適合宣言のマークデザイン​​

適合宣言のみのマークデザイン

また、装置にラベルを張り付けるのが困難な場合は、製品のパッケージなど装置の付属物にマークを表記します。

認証の有効期間

ベトナムICT認証の有効期間は最長で3年間ですが、規に変更が入る際には、期限がのこっていても強制的に無効となる事があるので注意して下さい。引き続き輸入・販売するためには、期限が切れる前に更新の手続きが必要となります。

更新の際、製品に変更がなく、かつ法規にも変更がなければ、現地での無線試験レポートは引き続き有効です。

再認証が必要となるケース

以下のケースが発生した場合、再度型式認証が必要となります。

  • 製品の名称・型番に変更があった場合

  • 製品の技術仕様に変更があった場合

  • 技術規制に変更があった場合

  • 認証期限を過ぎた場合

申請費用と期間

ACTIVIOでは、ベトナムICT認証の取得業務を行っています。

代表的な無線装置の認証取得費用(現地試験込み)と、認証取得に必要な期間(試験用サンプルの受領後)を以下に記載します。

  • WiFi(2.4G / 5G)

    • ​500,000円

    • 約6週間

  • 3G / LTE

    • 800,000円

    • 約6週間​

  • 920MHz帯通信装置(918.4 - 923MHz)

    • ​500,000円

    • 約6週間

  • NFC / RFID

    • 500,000円

    • 約6週間​

* 複数の無線規格に対応する装置の認証費用は、別途お問い合わせ下さい。

はじめに
認証の種別
適合の表記義務
認証の対象外となる条件
申請に必要な資料
再認証が必要となるケース
申請費用と期間
認証の有効期間
お問い合わせ

お問い合わせ

無線認証のご依頼・ご質問は、こちらからお問い合わせください。

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