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免許不要で利用可能な無線機器の変更 - タイ -

更新日:2023年10月3日

NBTCは無線通信機器の規制を緩和し、免許不要で利用できる対象機器を増やしました。なお、これらの機器も認証は必要となりますのでご注意ください。


("免許"は無線機器を取り扱う者に対して許可を与えるもので、"認証"は機器の無線特性が規定に従っている事を認めるものです) この新しい法規は、2018年2月9日に施行されています。

主なポイントは以下の通りです。


1) 下記の用途または特徴を持つ無線通信装置はいかなる免許も不要です

  1. 産業、科学、医療用の測定機器

  2. 周波数: 88-108MHz, e.i.r.p: 10mW以内のオーディオ送信機

  3. 周波数: 54-74MHz, e.i.r.p: 10mW以内の無線通信

  4. 密閉空間で使用されるレーダーレベル測定用の無線通信装置

  5. 周波数: 315kHz以内, e.i.r.p: 150mW以内の無線通信装置

  6. 周波数: 13.553-13.567MHz, e.i.r.p: 10mW以内の無線通信装置

  7. 周波数: 26.965-27.405MHz, e.i.r.p: 100mW以内の無線通信装置

  8. 周波数: 30-50MHz, e.i.r.p: 10mW以内の無線通信装置

  9. 周波数: 300-500MHz, e.i.r.p: 10mW以内の無線通信装置

  10. 周波数: 2400-2500MHz, e.i.r.p: 100mW以内の無線通信装置

  11. 周波数: 5.150-5.350GHz, e.i.r.p: 200mW以内の無線通信装置

  12. 周波数: 5.470-5.725GHz, e.i.r.p: 1W以内の無線通信装置

  13. 周波数: 5.725-5.850GHz, e.i.r.p: 1W以内の無線通信装置

  14. 周波数: 25-470MHz, e.i.r.p: 50mW以内のページャーシステム

  15. 周波数: 920-925MHzのRFIDパッシブ型タグ

2) 下記の用途または特徴を持つ無線通信装置の利用に免許は不要ですが、販売にはライセンスが必要です

  1. 周波数: 920-925MHz, e.i.r.p: 50mW以内のRFIDリーダーとアクティブ型タグ

  2. 周波数: 920-925MHz, e.i.r.p: 50mW以内のRFID以外の装置

3) 下記の用途または特徴を持つ無線通信装置の利用に免許は不要ですが、製造、輸入および販売にはライセンスが必要です

  1. 周波数: 920-925MHz, e.i.r.p: 500mW以内のRFIDリーダーとアクティブ型タグ

  2. 周波数: 920-925MHz, e.i.r.p: 500mW以内のRFID以外の装置

  3. 周波数: 57-66GHz, 送信出力500mW以内の無線局

この法改正により、920-925MHzの周波数帯がLoRaなどを利用するIoT向けの通信機に開放されました。



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