タイにおいて 5GHz帯の LTE (Long Term Evolution) の規制は、"NTC TS 1035-2562"に規定されていて、 装置は Class A に分類されます。
"NTC TS 1035-2562"で規定されている 5GHz帯 LTE の適合要件を以下に説明します。
周波数範囲
5.725 - 5.850 GHz
送信出力
e.i.r.p が 1W を超えない事
技術要件
プライベートLTEとして利用する場合
以下の技術要件のいずれかにしたがうこと
EN 302 502 (V2.1.1 以降のバージョン)
FCC Part 15.247 Subpart C
FCC Part 15.407 Subpart E
IMT規格に準拠して使用する場合
以下の技術要件のいずれかにしたがうこと
ETSI TS 136 104 (V.13.2.0 以降のバージョン) : Base Station
ETSI TS 136 101 (V.13.2.0 以降のバージョン) : User Equipment
安全に対する要件
以下のいずれかの技術要件に適合する事
IEC 60950-1 : Part1: General Requirements
IEC 62368-1 : Part1: Safety Requirements
TIS1561-2556 : Security Part1: General Requirements
人体への放射暴露に対する要件
無線通信機器の使用における人間の健康と安全に関する基準を定義した NTC TS 5001-2550 にしたがうこと
参照 : 無線通信機器の人の健康に対する安全基準
なお、Class A に該当する装置を輸入販売する場合には、NBTC のサプライヤコードが
必要になる点と、NBTCラベルの手配が必要となる点に注意して下さい。
認証に有効期限は無く、一度認証されれば法規の変更がない限り無期限で利用可能です。ただし、製品の型番を変更したり無線の特性に影響がある仕様変更があった場合は、再度申請が必要になります。
関連ページ : タイの電波法とNBTC無線認証の取得
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